郷土の歴史にふれるお手伝い
工楽松右衛門旧宅には江戸時代の木と紙の文化をもった持続可能な取り組みを随所に見ることができます。板塀は当時運河を行き交った高瀬舟の船底板をリユースしています。また各部屋においては古紙を再利用しているものを見ることができますがこれらは今流SDGsと云ったところでしょうか。
堀川運河、江戸時代に工楽家の私財で「東風の請波止」を構築、現在は遺構となるもその役割を果たしている。加古川から流出する土砂を防ぎ、東の風を受け止める、それに高砂の港は維持され沖投錨の北前船から瀬取りをした高瀬舟は堀川奥の百軒蔵との間に貨物を行き交わせる。貨物は播州木綿でありニシン加工肥料原材料だったかも知れない。
添付テキストは郷土の歴史編の「工楽松右衛門物語」である、これは地元の郷土の歴史研究家に依頼をして綴って貰ったものです。堀川運河倶楽部ホームページにある「運河の歴史メニュー」では、更に詳しい郷土の歴史に触れることが出来ます。https://horikawa.jplogi.com
工楽松右衛門旧宅の奥座敷から庭を見ながら、この郷土の歴史文をお読みなると、松右衛門の世界にタイムスリップ、、。